芸能業界はやや特殊な業界であり、業界ならではの慣習なども少なくありません。それゆえ、業界独自のトラブルも散見されます。
しかし、トラブル予防やトラブル解決について専門家に相談しようにも、どこに相談すべきかわからず、困ってしまうケースも多いのではないでしょうか?弁護士であれば法令などは知っていて当然である一方で、業界独自の慣習や事例などまでは把握できていない場合が少なくないためです。
そこで、芸能問題などのエンタメ法務に特化しており多くの解決実績を有する弁護士が、「エンタメ弁護士.com」を立ち上げました。今回は、「エンタメ弁護士.com」について紹介するとともに、業界特化型の弁護士に依頼するメリットや主なサポート実績、芸能業界で起こりがちなトラブルなどを解説します。
エンタメ弁護士.comとは
「エンタメ弁護士.com」とは、弁護士であり弁理士でもある伊藤海が立ち上げた、エンタメ法務を専門とするリーガルサポートチームです。伊藤海のほか、弁護士と行政書士、社会保険労務士、司法書士、公認会計士、税理士等がチームを組み、芸能業界に従事する者を総合的にサポートします。
芸能問題に関するクライアントとしては、次の者などが想定されます。
- 芸能プロダクション
- 声優事務所
- モデル事務所
- VTuber事務所
- ユーチューバー事務所
- ライバー事務所
- インフルエンサー事務所
- 俳優
- 女優
- 声優
- モデル
- タレント
- ミュージシャン
- VTube
- ユーチューバー
トラブルの予防策を講じたい場合やすでにトラブルが生じてお困りの際などには、エンタメ弁護士.comまでお気軽にご相談ください。主なサポート内容については、後ほどくわしく解説します。
芸能業界で起きやすい主な問題・トラブル
芸能業界では、報酬の未払いなど一般的な企業やフリーランスなどと同様のトラブルが起き得るほか、芸能業界ならではのトラブルも散見されます。ここでは、芸能業界で起きやすい主な問題とトラブルを2つ紹介します。
- 独立や移籍にまつわるトラブル
- 不祥事に関するトラブル
独立や移籍にまつわるトラブル
1つ目は、所属タレントなどの独立や移籍にまつわるトラブルです。
当事務所でも、俳優やアイドル、声優、モデル、タレント、芸人などからの独立や移籍にまつわる相談は少なくありません。たとえば、次の相談などがあります。
- 移籍もしくは独立したいが、所属事務所がやめさせてくれない
- 事務所から、違約金を支払えと言われて困っている
- 事務所から、契約終了後はアイドル活動をしていけないと言われて困っている
事務所に所属する際にマネジメント契約書を交わすこともあれば、契約書がないまま活動を開始することもあります。また、マネジメント契約書において、不当に長い契約期間が定められている場合や、不当に高額な違約金が定められていることも少なくありません。
そのような場合であっても、エンタメ弁護士.comまでご相談ください。当事務所にご相談いただいた事例の多くについて、最適な解決を導いています。
不祥事に関するトラブル
2つ目は、タレントなどの不祥事に関するトラブルです。芸能活動を行うタレントなどについて、不倫やDV、SNSでの炎上発言、薬物事犯での逮捕などの不祥事が生じることがあります。
タレントなどの不祥事が発生した際は、スポンサー対応や謝罪など、初期対応が非常に重要です。初期の対応を誤ると復帰が困難となるなど、傷口を広げてしまうおそれがあるでしょう。
当事務所では、このような不祥事対応も強みとしています。
芸能活動にまつわる主なサポート事例
芸能活動にまつわるトラブルについて、弁護士は具体的にどのようなサポートを行うのでしょうか?ここでは、弁護士によるサポートの一例を紹介します。
なお、ここで紹介しているのはあくまでも一例であり、これら以外のサポートも可能です。具体的なサポートをご希望の際や、誰に相談すればよいか分からずお困りの際などには、エンタメ弁護士.comまでお気軽にご相談ください。
- 契約締結交渉
- 芸能事務所の設立
- プロダクションとの独立・移籍交渉代行
- 誹謗中傷対応
- 肖像権侵害差止請求対応
- 不祥事発生時のメディア対応
- 業務委託契約の解除支援
契約締結交渉
芸能活動を行う中では、さまざまな場面で契約締結の必要性が生じます。タレント等としての立場では、事務所と交わすマネジメント契約やエージェント契約が特に重要となるでしょう。
一方、事務所側としてはタレント等と交わすマネジメント契約やエージェント契約のほか、次の契約なども想定されます。
- プロダクション同士の業務提携契約
- 所属タレントの映画出演契約
- 所属タレントと化粧品会社のPR広告の掲載契約
- 国内VTuberに関する中国プラットフォームへの出演契約
当事務所では、これらの契約について契約書の作成やリーガルチェックを行います。また、状況に応じて、相手方との契約締結交渉の代理をすることもあります。
芸能事務所の設立
タレント等が独立して、芸能事務所を設立する場合があります。当事務所では、個人事務所の立ち上げ支援を行っています。
ほかに、AIアイドル事務所の設立に関する相談や、ユーチューバー事務所と他のユーチューバー事務所の統合スキーム構築などについても対応実績があります。
プロダクションとの独立・移籍交渉代行
先ほど解説したように、プロダクションからの独立や移籍に関するトラブルは少なくありません。当事務所には開設以来独立や移籍に関するご相談が多く寄せられており、独立や移籍に関する知識や経験、駆け引き・交渉術、その他のノウハウが一般的な法律事務より多く蓄積していると自負しています。
具体的には、次のサポートなどについて実績があります。
- 俳優の、プロダクションとの独立交渉
- 声優の、プロダクションとの独立交渉
- 女優の、専属契約合意解約の代理交渉
- モデル事務所と旧所属事務所との合意解約交渉
独立交渉に関しては、ほかに「5年間の芸能活動を禁止する」旨の競業避止義務条項の無効主張についても対応実績があります。契約書に不利な内容が盛り込まれておりお困りの際にも、諦めずにご相談ください。
誹謗中傷対応
残念なことに、タレントなど表舞台に立つ人物については、誹謗中傷が少なくありません。中には、「著名人だから誹謗中傷されても仕方ない」など、誤った認識を持つ人もいるようです。
しかし、誹謗中傷が権利侵害に当たる場合は、刑事告訴や損害賠償請求などの原因となります。当事務所では、タレントなどが誹謗中傷された場合の法的措置についても、多くの解決実績があります。
肖像権侵害差止請求対応
肖像権には、「人格権としての肖像権」と「財産権としての肖像権」が存在します。
「人格としての肖像権」とは、承諾なしにみだりに容ぼうや姿態を撮影されない権利であり、これはすべての人が有する権利です。一方、「財産権としての肖像権」は「パブリシティ権」とも言われ、これはタレントなど著名人の持つ顧客誘引力を保護する権利です。
タレントなどの著名人は、肖像権侵害の被害に遭うことがあります。たとえば、プライベートな場を無断で撮影され公表されてSNSで公開されたり、身に覚えのない商品の広告などに無断で写真を使われたりすることなどです。
当事務所は、このような肖像権侵害に対する差止め請求や賠償請求などについても、対応実績がございます。
不祥事発生時のメディア対応
先ほど解説したように、タレントなど芸能活動に従事する者が不祥事を起こしてしまうことがあります。当事務所は、不祥事発生時の方針助言やスポンサー対応、謝罪文の起案、刑事弁護など、総合的なサポートが可能です。
業務委託契約の解除支援
タレントなどからの独立とは反対に、事務所側から所属タレントなどを「解雇」したい場合もあるでしょう。当事務所では、次の対応実績などがあります。
- VTuber事務所による、所属VTuberへの誓約義務違反等に基づく契約不更新の交渉
- 素行不良のあるユーチューバーとの、業務委託契約解除
当事務所はタレントなどの側からのご相談のほか、事務所側からのご相談についても多くの実績があります。お困りの際はお気軽にご相談ください。
芸能法務に特化した弁護士へ相談する主なメリット
芸能活動に関連するリーガルサポートをご希望の際は、芸能法務に特化した弁護士にサポートを依頼することをおすすめします。では、特化型の弁護士にサポートを依頼することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、芸能法務に特化した弁護士にサポートを依頼する主なメリットを4つ解説します。
- 業界の常識や仕組みを熟知しているため対応がスムーズである
- 芸能法務にまつわる多くの事例を有している
- 業界慣習や相場を把握したうえでアドバイスを受けられる
- 業界独自のトラブル事例からトラブル予防策を講じられる
業界の常識や仕組みを熟知しているため対応がスムーズである
1つ目は、やり取りや対応がスムーズであることです。
芸能問題に特化した弁護士は、芸能業界の常識や仕組み、用語などを熟知しています。そのため、クライアントが前提となる業界常識や用語などを一から説明する必要がなく、スムーズなやり取りが可能です。
芸能法務にまつわる多くの事例を有している
2つ目は、芸能法務にまつわる多くの事例を有していることです。
弁護士である以上、法令にくわしいことは当然です。しかし、すべての業界におけるすべての判例や事例までを熟知することは現実的ではありません。
芸能法務に特化している弁護士は、日ごろから芸能業界に関連する判例や事例にアンテナを張っており、芸能問題に関する法的知見を積み上げています。
また、事務所での対応実績の積み重ねから、独自の事例も多く有しています。この判例や事例を踏まえたサポートを行うため、有利かつスムーズな問題解決が図りやすくなります。
業界慣習や相場を把握したうえでアドバイスを受けられる
3つ目は、業界内の慣習や相場を把握したうえで、的確なアドバイスを受けられることです。
業界慣習や取引相場などの感覚は、一朝一夕に身に付くものではありません。弁護士がこれらを理解していなければ、的外れなアドバイスをされるおそれもあるでしょう。
芸能問題に特化した弁護士は芸能業界における慣習や相場を把握しているため、より現実的かつ実効性の高いアドバイスを受けやすくなります。
業界独自のトラブル事例からトラブル予防策を講じられる
4つ目は、業界独自のトラブル事例から逆算し、有効なトラブル予防策を講じられることです。
芸能法務に特化した弁護士は、芸能業界でありがちなトラブルを熟知しています。また、発生したトラブルについて、実際に交渉や訴訟などトラブル解決にあたることも少なくありません。
そのため、トラブル発生から逆算して、「どうすればトラブルを防げたか」「どのような対策があればもっと有利かつスムーズな解決が可能であったか」を理解しています。これらを踏まえてサポートを行うことで、トラブルの予防策やトラブル発生時に有利かつスムーズな解決をするための対策などがとりやすくなります。
エンタメ弁護士.comの主な特長
芸能問題について相談できる弁護士をお探しの際は、「エンタメ弁護士.com」までご相談ください。エンタメ弁護士.comは、弁護士であり弁理士でもある伊藤海が立ち上げた、エンタメ法務を専門としたサポートチームです。
最後に、エンタメ弁護士.comの主な特長を3つ解説します。
- 芸能・エンタメ業界の法務に特化してサポートを行っている
- チーム制でトータルサポートが可能である
- 外国語の契約書にも対応している
「こんなサポートはしてもらえる?」など疑問がある場合は、お気軽にご相談ください。ご相談者様の状況に応じた、最適なサポートプランを提案いたします。
芸能・エンタメ業界の法務に特化してサポートを行っている
エンタメ弁護士.comは、芸能業界やエンタメ業界の法務に特化してサポートを行っています。そのため、芸能やエンタメ業界に関する多くのサポート事例を有しており、芸能業界に身を置いているクライアント様にとって最適なリーガルサポートが可能です。
チーム制でトータルサポートが可能である
エンタメ弁護士.comは、チーム制でクライアント様をサポートします。主なチームメンバーとそれぞれの主なサポート内容は次のとおりです。
- 弁護士/弁理士:カルチャー・エンターテインメント法務、ファッション・アパレル法務、テクノロジー法務、知的財産権法、ライセンス取引、商標権マネジメントなど
- 弁護士:スタートアップ法務、AI・データ等の先端テクノロジー法務(エンタメ掛け合わせサービスを含む)、広告・キャンペーン審査、資金調達、SO発行、M&A、IPO準備、規約・プラポリ作成などその他日常企業法務など
- 行政書士:芸術エンタメ補助金申請、動画制作補助金、芸術エンタメ法人設立、任意団体設立、芸術団体経営コンサルティング、個人クリエイターアーティスト開業サポート
- 社会保険労務士:労務相談、労働保険・社会保険手続き代行、就業規則作成、人事労務管理クラウドサービス導入支援、クリエイティブ職の評価制度導入支援、エンターテインメント健康保険組合加入サポート、芸能従事者の労災特別加入サポート
- 司法書士:エンタメ企業の法人設立、エンタメ企業の定款作成、定款変更、その他登記業務や法人組織変更等のトータルサポート
- 公認会計士兼税理士:企業の税務顧問、決算、確定申告、会計監査、アスリート、芸能人その他資産家の資産管理、資産形成アドバイス等
チーム制でサポートを行うため、クライアント様をたらい回しにすることなく、チーム内でのトータルサポートが可能です。どの専門家に相談すべきかわからない場合であっても、エンタメ弁護士.comにご相談いただくことで適切なメンバーがサポートします。
外国語の契約書にも対応している
芸能活動を営む中で、外国の企業やタレントなどと契約を締結すべき場面も少なくないでしょう。しかし、英文の契約書には対応していない専門家はさほど多くない印象です。
エンタメ弁護士.comは外国語の契約書にも対応しているため、外国語契約書のときだけ別の事務所に依頼するなどの負担がありません。
まとめ
芸能業界で起きやすいトラブルや主なサポート事例を紹介するとともに、芸能問題に特化した弁護士に相談するメリットなどを解説しました。
芸能業界では業界ならではのトラブルが少なくないほか、業界独自の慣習も多く、やや特殊であるといえます。そのため、相談やリーガルサポートを依頼する際は、芸能法務に特化した弁護士を選ぶとよいでしょう。
芸能法務に特化した弁護士へ依頼することで芸能業界の慣習を踏まえた実現性の高いサポートが受けられるほか、トラブル事例から逆算したトラブル予防などが可能となります。
「エンタメ弁護士.com」は、芸能問題に特化した弁護士や弁理士、行政書士、社会保険労務士、司法書士、公認会計士、税理士がチームを組み、総合力でのリーガルサポートを実現しています。
我々にお任せいただければ、エンタメ企業の法務だけでなく、例えば社労士による労務体制の整備、行政書士による必要な資金調達が可能であるばかりか、税務顧問やいかなる権利変更に対応可能な司法書士までワンストップで揃えております。そしてその誰もが芸能分野に詳しい法律家です。
芸能分野に特化した弁護士をお探しの際や、芸能業界に関連するトラブルが発生してお困りの際などには、エンタメ弁護士.comまでお気軽にご相談ください。
クライアント様の事業規模や予算、希望するサポート内容などに合わせて、最適なサポートプランをご提案いたします。